YOSHIKI CLASSICAL 2018 ~紫に染まった夜~ レポート

2018年11月、YOSHIKI さんのクラシックコンサート「YOSHIKI CLASSICAL 2018 紫に染まった夜」を観てきました。この記事ではコンサートのセットリストと楽曲について、公演の様子を振り返りつつコンサートの魅力をお伝えします。

YOSHIKI CLASSICAL 2018

紫に染まった夜
YOSHIKI
with Philharmonic Orchestra

日時:2018年11月15日
場所:東京国際フォーラム ホールA
時間:19:00~

第1部

01. I’ll Be Your Love

定刻どうりにスタートしたYOSHIKIクラシカル2018。厳かな雰囲気の中スタートした。まだYOSHIKIさんは登場していない。CD音源そのままと思うほどクリアで透き通った音響は2階席でも十分なものだった。2005年日本国際博覧会「愛・地球博」のイメージソングとして、またYOSHIKIのクラシックアルバム「ETERNAL MELODY II」に収録されているオーケストラバージョン。演奏後まだ登場しない。YOSHIKIさん登場までの間にムービーが流れる。過去から現在に至る様々な状況を乗り越えて今日にたどり着く様子を捉えたドラマティックな演出がYOSHIKIさん登場のプロローグとなった。

02. The Last Song

遂にステージ左袖から静かに登場したYOSHIKIさんはゆっくりとピアノに歩み寄り着座する。そして始まった最初の曲は「The Last Song」XJAPAN解散後の最期の楽曲であり、XJAPAN再結成後のライブ初演奏曲である曲。YOSHIKIさんにとってもファンにとっても思い入れの深い楽曲として知られている。
ニューヨークのカーネギーホール公演から約1年半の間にあった本当に様々な出来事。音楽の3大殿堂制覇となった英ウェンブリーアリーナ公演後にYOSHIKIさんを襲った首の緊急手術。音楽家としての活動が危ぶまれ復活は難しいと医者にも言われていたドラムプレイ。数々の苦境を乗り越えてのドラム復活からアメリカ音楽祭コーチェラフェスティバル参加。「The Last Song」演奏後にYOSHIKIさんはこれまでを振り返るところから平成最後の公演となるであろうこのコンサートをスタートした。
▼音楽の3大殿堂とは
ロックミュージシャンの聖地:米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン(2014.10.11)
クラシック音楽の聖堂:米ニューヨーク・カーネギーホール(2017.1.12-13)
ロックの聖地:英ロンドン/ウェンブリーアリーナ(2017.3.4)

03. Golden Globe Theme(ゴールデングローブのテーマ)

YOSHIKIさんはこの日、ほとんどの曲と曲の合間にMCを入れている。いつからか、XJAPANのライブでもヴォーカリストのToshi さんの声を守るためにMCを担当するようになったと今年のYOSHIKI復活ライブ(2018.4.11)で話していた。YOSHIKIさんもXJAPANも深刻なイメージになりかねない存在ではあるものの、YOSHIKIさんご本人は努めて明るく柔らかな物腰と語り口調で、時に冗談を交えて話したりと観客を和やで暖かい雰囲気に包んでいた。腱鞘炎のきっかけとなったというゴールデングローブのテーマ曲。毎年、年明け早々に開催されるゴールデングローブ賞の関係上、大晦日から年明けかけて10時間以上に及ぶスタジオワークによる相当なダメージだったと回想するが、録りきらなければ休暇に入ってしまうエンジニアを気にして、一瞬たりとも振り向かずに演奏し続けた、という過酷なレコーディングも今となっては笑い話のように話していた。

ゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards)※毎年1月
映画とテレビドラマに与えられる賞。
グラミー賞(Grammy Awards)
音楽賞
アカデミー賞(Academy Awards)
映画賞(オスカー(Oscars)とも言う)

04. Hero

ボーカリストのケイティさんを迎えての「Hero」この曲は映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」のテーマ曲であるが僕が初めて聞いたのはXJAPANとして出演したMステスーパーライブのこと。この曲の歌詞はどこか前向きで明るさを取り戻して行く様が心を揺さぶられ、この日もケイティさんの透き通るような歌声に涙が込み上げるのを抑えきれなかった。YOSHIKIさんは言う。

〝人は闘っている相手というのは自分であって、自分自身との闘いは頑張れば克服できる〟

と。ヒーローと聞くとポジティブなイメージが思い浮かぶが、この曲は主人公が自殺しようとするところから始まる。死にきれない自分に対して〝本当に死にたいの?〟と自分自身の中から誰かが問いかけてくる。そしてヒーローは自分の中にいると気付くことによって結局は思いとどまる。子供の頃に父親を自殺で亡くした体験を持つYOSHIKIさんは、なぜまわりが止められなかったのかという疑問を残したままずっと、生と死について考えてきたと言う。人は闘っている相手というのは自分自身なんだという考えが歌詞には込められている。音楽の3大殿堂制覇という輝かしい功績の直後に見舞われる首の緊急手術の後は本当に辛かったと回想する。指の神経のダメージは深刻で(左の親指と人差し指)常に痺れた感じ(電気ナマズを触っているような)だが、決して心地良くはないものの慣れてしまうということも含み、人は頑張れば克服できると力説した。歌詞の意味とYOSHIKIさん自身の体験を語った後に、応援してくれるファンのためにも頑張って克服して証明することを約束して演奏をスタートした。

05. La Venus

テーマ曲が続く。決して消すことの出来ない過去の扉を開く痛みと勇気、そして分かち合い。
X JAPAN ドキュメンタリー映画のテーマソング「La Venus」は進行形バンドとは言え壮絶なストーリーを描いた壮大な作品「We are X」に相応しいスケール感のある曲。この映画は映画化される10年以上前から話しがあったそうだが、その壮絶な過去を考えると最初は断っていたそう。人生は進行形でまだ終わっていないストーリーであり、
〝夢を追っている生き様は人に勇気を与えられるかもしれない。人を救えるかもしれない〟
そう思った時に映画化を決心したと話す。過去を振り返る作業は思った以上に辛く、過去のドアを開けると泣いてしまうほどだったと回想する。

〝止まらない涙は痛みを洗い流して、未来に向かえるような、心が洗われるような気がしてきた〟

と言いながらYOSHIKIさんはときどき胸を詰まらせるような話し口調で、静かにこの物語の本質を語り始めた。

〝過去は未来によって変えられる。僕らがこれからどう生きるかによって過去が暗いものになってしまうか、輝かしいものになるか、それは未来が決めること〟だから、進行形の自分たちを見てもらいたい。そして向って行くためにも映画を作り曲を作った〟

と。YOSHIKIさんのひとつひとつの言葉に注意深く聞き入ってピンと張りつめていた会場の空気感を保ったまま、演奏が静かに始まった。

06. Kiss the Sky

これは新曲で未発表だが2015年の初披露以降ファンには馴染みある曲。ライブ公演のほか多くの場合は動画や録画によってしか聴くことが出来ない楽曲だが大合唱が起るほど親しまれている。この日もYOSHIKIさんのピアノ演奏に合わせて客席から口ずさむ歌声が場内に響き渡った。YOSHIKIさん曰く

〝オーディエンスとコンサートを、みんなで一緒に創って行く参加型コンサート〟

という趣旨にぴったり。この曲がアメリカのカリフォルニアで開催されたコーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)において演奏されたシーンが記憶に新しい。

07. Forever Love

「La Venus」から「Kiss the Sky」と間髪入れず続き、さらにそのまま「Forever Love」のイントロが流れたとき会場からは感嘆の声があちらこちらから聞こえる程に美しい演奏が始まった。とにかく名曲のオンパレード。「Forever Love」はあの小泉元首相も大のお気に入りとあって日本中の誰もが耳にしたことのある最も有名でYOSHIKIさん作詞作曲の中でも特に代表曲だと言えます。今回、ディナーショー「EVENING WITH YOSHIKI 2018 IN TOKYO JAPAN 6DAYS 5TH YEAR ANNIVERSARY SPECIAL」でもコラボを実現したというバレエ団「牧阿佐美バレエ団」との共演を観ることが出来た。YOSHIKIさん自身も当初バレエとこの曲が合うのかな?と思ったそうだが、実際は何の違和感もないどころか曲の世界観が視覚的に広がった印象でまるで五感を通して染入ってくる、そんな体験に繋がった。

08, Moonlight Sonata

「Forever Love」の演奏が終わったところでMCが入り、ここでYOSHIKIさんの好きな作曲家ベートーベンの話題に。ウィーンの映画祭のために訪れた際、宿泊したホテルの寝室にベートーベンの銅像があって眠れなかった笑い話など、話題に事欠かないところがYOSHIKIさんの魅力の一つでもある。XJAPANとして再結成した後もしばらくはコンサート中にMCを担当することはあまりなかったはずで、近年はX JAPANのコンサートでも積極的に観客に語りかけている印象があり、だいぶ定着している様子。さて、YOSHIKIさんがベートーベンのような過去の偉大な音楽家を語る上で必ず口にしていることがあるのでその点について触れたいと思います。

〝ベートーベンは壮絶な人生を過ごした人ではあったが、素晴らしいことに作曲した曲は100年、200年受け継がれている。自分の曲が1曲でもいいから100年、200年後も聴いてもらえるよう頑張って作っている 〟

こう話すYOSHIKIさん。
キーポイントは〝何年たっても〟という部分。実はYOSHIKIさんは X としてメジャーデビューした1989年(平成元年)の頃からすでに同様のことを言っていた。

〝10年、20年たっても聴きたくなる良い曲を作りたい〟

と。代表曲の一つ〝ENDLESS RAIN〟などはすでに発表から30年が経とうとしていることを考えると、100年、200年という言葉が現実味を帯びてくる。「Moonlight Sonata ~月光~」は X インディーズ時代のアルバム「Vanishing Vision」に収録された「ALIVE」という曲の冒頭と、YOSHIKI クラシックアルバム「ETERNAL MELODY II」の「Red Christmas」に使用されるなど、世界的に有名な曲。

09. Anniversary

平成10年、天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典(1999.11.12)の奉祝曲として作曲された「Anniversary」を演奏するにあたって平成というひとつの時代が終わることを感慨深く振り返るYOSHIKIさん。そうかと思いきや〝平成元年に生まれて。。〟と冗談で会場を笑わせつつも「X」がメジャーデビューした平成元年(1989.4)からの10年後には「X JAPAN」は解散していて失意のどん底にいたことを話す内容は今なお鮮明で悲痛さを伴うことは否めない。辛いことが多すぎて苦しすぎて、音楽家をやめようかと考えていた頃の光栄な依頼に対して

〝最後の力を振り絞って頑張ってみようかな〟

と決意に至ったと話す。

〝その時の10年、喜びも苦しみも悲しみもたくさんあった。平成最後に、平成を振り返るつもりで、いろんな想い、感謝の気持ちを込めて。。〟

テーマを決めて長調短調の繰り返しで作曲したという「Anniversary」で厳かに第1部のステージを締めくくった。

第2部

10. Amethyst

世界的な永遠のバンド「ビートルズ(The Beatls)」のプロデューサー、ジョージマーティンがプロデュースしたYoshikiさんソロアルバム1作目となる「ETERNAL MELODY」に収録された「Amethyst」
この夜のタイトル ~紫に染まった夜~ にピッタリの曲。生演奏で聴くのは初めて。

11. Tears

紅白歌合戦で初めて演奏されたのをご覧になったことはあるでしょうか。ロックバンドが、しかも X のような奇抜で派手なアーティストが紅白歌合戦に出演すること自体が珍しすぎた時代に「Silent Jealousy」で初出場(1991)を果たした後、連続2回目の出場で「紅」を演奏するために出場をした時(1992)のこと。「Tears ~大地を濡らして~」というタイトルのもと、テーマソングとして出場歌手がそれぞれ代わる代わる歌うというコーナー。谷村新司さんや和田アキ子さんといった子供ながらに知る超有名人の蒼々たる顔ぶれで歌う「Tears」が心に響いたことを今でも思い出す。そんな「Tears」は X JAPAN の曲としてアルバム「DAHLIA」に収録された他、「ETERNAL MELODY」のクラシックバージョンなどで聴くことができる。

12. Miracle

第2部はこの曲からYOSHIKIさん登場となる。演奏後、イタリア語の曲であるこの「Miracle」について静かに話し始めるYOSHIKIさん。

〝ミラクルとは奇跡という意味だが、自分とは関係ないと思って過ごしている人の方が多い。でも、奇跡は自分で起こすものであって、本当に思っていると奇跡は起こり夢は叶うもの〟

X JAPANのバンド解散からステージに戻ってこれた現実に対して異を唱える人はまずいないはず。

〝同じ空間、同じ空気を吸って、同じ時代に生まれてこの場にいることも奇跡〟

雲の上のような存在の人物の言葉の中には、誰かに寄り添うような同じ目線で語りかけてくる暖かい思いが伝わってきた。
※この日の数日前11月12日のこと、プロモーション来日中のサラ・ブライトマンさん(Sarah Brightman)とYOSHIKIさんは共同記者会見を開催した。サラさんの新譜『HYMN~永遠の讃歌』に収録された「Miracle」そして同夜にサラさんがYOSHIKIクラシカル2018にゲスト出演するなど大きな話題となった。

13. Swan Lake

ここでチャイコフスキー「Swan Lake」白鳥の湖。ロシアへはよく訪れたそうで、その昔はチャイコフスキーという人はロックスターのような存在だったと話す。現代音楽のようにロックやポップミュージックがない時代であるから、たしかに不思議ではない。100年200年前は作曲家たちはロックスターのような存在だったのかなと思いを馳せるYOSHIKIさん。チャイコフスキーは現代クラシックとの境目に生きた人物で古き良きクラシック時代のメロディーを作曲し、現代音楽には行ってない作曲でとても影響を受けたと言う。この曲でもバレエ団「牧阿佐美バレエ団」との共演となった。

14. Bohemian Rhapsody

英国の伝説的な人気バンド「Queen」の映画「ボヘミアンラプソディ(Bohemian Rhapsody)」が公開されたのが11月9日のこと。この夜まだYOSHIKIさんは観ていないと話していたが、クイーンといえばドラマーのロジャーテイラーさんとコラボレーションするなど関わりがある。ビートルズ(The Beatles)やクイーン(Queen)といった世代で、キッス(KISS)の影響でロックに目覚めたYOSHIKIさんがトリビュートと称してクイーンの代表曲「ボヘミアンラプソディ(Bohemian Rhapsody)」をピアノ演奏した。(英ロンドン/ウェンブリーアリーナ(2017.3.4)では大合唱が起こる)
子供の時に好きだったアーティストと共演する不思議さ、X JAPANに憧れて共演して嬉しいと言われたことなど自身を振り返りつつ、こう話した。

〝いろんな偉大なアーティストの影響を受けて、これから影響を与えて、音楽のバトンタッチができることはとても良いこと〟

15. Red Swan

おもむろに新曲を披露すると告げるYOSHIKIさん。するとステージは真っ赤に染まりYOSHIKI feat. HYDEとして10月3日にリリースされたばかりの楽曲「RED SWAN」を演奏し始める。HYDEさん(L’Arc~en~Ciel)は歌い出し直前でステージ右袖から不意に現れ会場を湧かす。ダイナミックかつ繊細に歌い上げるHYDEさん。柔らかく包み込むような演奏のYOSHIKIさん。『第69回NHK紅白歌合戦』へ初出場枠で演奏が決まったばかりの二人に大いに期待が高まった。
以下、お二人のやりとりが和やかだった。

HYDEさん(以下H): 独特な緊張感。。
YOSHIKIさん(以下Y): 視線が釘のように刺さる。気持ちよくなってくる。
H: 歌いながらふとみるとYOSHIKIさんの美しいお顔が。。
独り占めさせて頂いている。
やさしいオーラ、ピンと独特な緊張感
音楽人生でこんな刺激なかなかないことで光栄なこと
Y: 偉大なボーカリストとの共演は光栄なこと
10年前は考えられなかった
H: 10年前はしばかれると思ってた
2年前の食事会でとうとうこの時が!?(笑)
Y: いろんな世界のシーンをみた
ロック、J-POP、K-POP、化学反応が起せたら
点が線になり、線が綿となって波になるような
いつも思っている
Visual Japan Summitを通して
楽曲で実現
紅白決定(初!)新鮮
X JAPANとしてもラルクとしても出演
故西城秀樹さんや松田聖子さん、ベテランかと。。でも初出場です(笑)
度肝を抜く
頭の中でイメージ
12/31誰にも言っていないイメージ
記者会見は緊張感
▼RED SWANについて
H: 綺麗な旋律
歌っていくうちにどんどん良くなる
深みが増す
。。泣きそうになる
歌詞から意思が伝わってくる
YOSHIKIさんの夢
代弁して歌っているような気持ちで感動する
Y: 。。作曲した甲斐があった。。
素晴らしいボーカリスト
Toshi、Ryuichi(LUNA SEA)、Teru(GLAY)、HYDE
刺激し合って、海外へ

最後、互いにハグし合い2018年大晦日の再会を約束してHYDEさんはステージを去った。


16. River of the Light

ボーカリストにアシュリーさん登場。「River of the Light」光の川についてアシュリーさん曰く

〝アメリカではみんながセパレートし始めている。音楽がライト、道しるべとなる。暗ければ暗いほど輝く。音楽を通してみんなが一つになる〟

17. Without You

X JAPANの幕張無観客ライブ(2018.09.30)に一番驚いたのはご本人達で、現実を疑い始めてしまうほどびっくりしたと話すYOSHIKIさん。

〝外からの災害はなく自爆タイプで。。〟

と笑いを誘った。以下YOSHIKIさんの言葉を綴らせてもらいます。

〝ステージ上では、HIDEやTAIJIが心の中で一緒に7人のX JAPANとして演奏。
どんな困難あっても乗り越えた。さすがに辛かった。神様は絶対に乗り越えられない試練は与えない。思い知らされた。いつもくじけそうな時ファンのみんなが助けてくれる。YOHIKIとTOSHI4歳で出会い小学校から中高生と一緒。小学校でバンドを組んで高校の時の夢、学校でロックスターと書いたら職員室に呼ばれて、母にもちゃんとした事書かないとー
TOSHIと東京へ、PATA TAIJI HIDE出会い「X」そこから快進撃が続いた。アリーナ、スタジアム、ドーム。そんな中で何かを見失ってた。バンドは解散してHIDEが死に、自分を責めた。僕についてこい、自信もって引っ張った。空中分解してメンバーは飛び立ってしまった。バンドという家族を作ったが、なんという家族を作ってしまったのだろうと自分を責めた。解散から10年。ファンに応えバンド復活して、HIDEとTAIJIは倒れてしまったけどX JAPAN YOSHIKIとしてステージに立って演るってことに感謝している。
人の心の痛み。。身体の傷は癒えても、人の心の痛みは永遠に癒えないのかもしれない。それと向き合ってやっていくのでこれからもよろしくね。HIDEとTAIJIがいなかったら今はない。父がピアノと音楽を与えてくれた 〟

18. 紅

Xメジャーデビューアルバム「BLUE BLOOD」
Xインディーズアルバム「VANISHING VISION」
Yoshikiソロアルバム1作目となる「ETERNAL MELODY」に収録

19. Transition

 

20. Art of Life

XJAPANアルバム「ART OF LIFE」

21. Endless Rain

Happy Birthday 〜 Endless Rain
〝ロス移住して25年以上は闘いの毎日。西洋東洋、音楽を通じて壁を壊したい。いつまで闘うの?終わりって?背中を押してくれる。
常に日々、皆日々闘っている。人生とは、、一体自分の使命は何なのか?なぜ生まれてきたのか?
じぶんが生まれてきた意味を探す旅が人生なんだ。最後の瞬間まで良い意味で闘い続ける。
それをやめるときは永遠の眠りにつく時。
みんなの夢を背負って、みんなにもらった第二の人生。良い音楽できるようにこれからも闘っていくので応援してほしい。
これからも頑張っていこうね。
僕にみんながついているように、みんなにもオレがついているからな(笑)
、、そんな愛する、、(皆に。。と続くところで会場から→〝Happy Birthday!!〟)
こんなに長生きするとは思わなかった。
破滅の美学から、継続して頑張る美学を貫く
〜Happy Birthdayの演奏と観客による大合唱〜
素敵な音楽を届けられるよう、力になれるよう頑張って生きていく。
、、そんな愛する皆に、感謝の気持ちを込めて。。The song called Endless Rain〟

▼カーテンコール

何度も姿を現しては声援に応えるYOSHIKIさん。本当に輝いていて人々を魅了する姿が印象的だった。コンサート中は終始おだやかな話し口調で X JAPAN コンサートのような激しさはなかったが、最後の最後に〝 We are X! 〟コールをYOSHIKIさんが叫ばれて、ファンが一斉に呼応して会場が一体になったのがいつまでも心に残った。

YOSHIKI CLASSICAL 2018【感想】
YOSHIKIクラシカル当日【会場の様子】

YOSHIKI CLASSICAL 2018
PATA ギターソロ 厳選
TAIJI スタイリッシュなベーシスト
HIDE 伝説のギタリスト 代表曲
hide ソロ代表曲
hideが選んだ洋楽
YOSHIKI X JAPAN が奏でた洋楽

X JAPAN まとめ記事一覧

X JAPAN について書いた記事をまとめました。
メンバーの個性に合わせて楽曲を紹介しています。
さまざまな角度から X JAPAN の音楽性について触れられます。

I have compiled the articles I wrote about X JAPAN.
Introducing songs that match the individuality of each member.
You can experience the musicality of X JAPAN from various angles.