サーフィンをしていると大きな波でサーフィンするチャンスが訪れます。
なぜサーファーは大きくて良い波に乗りたいのか?についてです。
目次
サーフィンで大きな波に乗るとは?【究極の波とは】
▼大きな波でサーフィンできるメリット
・じつは貴重な体験である
・乗れたときに最高
・レベルアップのチャンス
▼波のサイズ/大きな波とは?
・サイズ:トリプル~
・サイズ:アタマ~ダブルオーバーヘッド
・サイズ:カタ~アタマ
・サイズ:コシ~ハラ
・サイズ:ヒザ~モモ
・サイズ:くるぶし~スネ
▼大きな波が来るポイント一例
・勝浦リーフ
・鴨川
・南千葉
・サンフランシスコ・オーシャンビーチ
・中南米コスタリカ
・スペイン・サンセバスティアン
台風の接近や低気圧の影響で日本列島のサーフポイントは真価を発揮します。
海外でもスウェルといって大波を引き起こすうねりを発生させる気象条件があります。
サーファーは天候に敏感になるため天気図に詳しくなります。
潮の満ち引きが波の大小に影響するため月の周期にも詳しくなります。
大きくてパワフルかつ良い波に乗るためにはこういった知識が必要になってきます。
サーフィンの腕を上げるには避けて通れないことで、必然的に知りたくなってきます。
大きな波でサーフィンできるメリット
じつは貴重な体験である
→気候天候タイミング
サーフィンを毎日好きな時間にできる人はそれほど多くはいません。
ほとんどのサーファーが限られた時間の中で良い波を探しています。
天候に左右されるサーフィンは波の状態とタイミングがすべてになります。
台風や前線の位置関係、風向きやうねりの高さなど、サーフィンに適した条件で大きな波に乗れる機会も限られています。
ベストなタイミングで実力に見合った波でサーフィン出来ることは極めて貴重な体験です。
乗れたときに最高
→生涯に渡って忘れられない経験
大きな波のパワーは違います。
大自然の力のせいか、緊張感と興奮度がマックスになります。
沖合のはるか彼方からうねりとなってやって来る波。
そそり立つ分厚い波の力に押し上げられる感覚。
そしてテイクオフする(波に乗る)ときの緊張感。
ほんの束の間のライディング。
レベルアップのチャンス
この日までトレーニングを欠かさなかったサーファーは腕試しに絶好の機会。
大きな波を楽しみつつ技に磨きをかけることができます。
可能な限り大きな波にチャレンジすると、サーフィンの基本レベルの向上が期待できます。
また、パドル力や基本的なフォームや体力向上の改善にも最適です。
その際、実力に見合った海に入ることはすべてのサーファーに共通する注意事項です。
大きな波の時は充分な時間をかけて、海を観察してからサーフィンすべきです。
波のサイズ/大きな波とは?
波の大きさは身体の部位で表現することが多いです。
アメリカなどはフィートで表現します。(1フィート=30,48cm)
身長くらいの波であればアタマサイズと言ったり、腰ていどであればコシサイズと言います。
サイズ:トリプル~
いわゆる超ビッグウェーブです。
ごく限られた一流サーファーのみサーフィン可能な波です。
世界には一般人には想像もつかないほど巨大で凶暴な波にチャレンジするサーファーが存在します。
具体的な大きさでいうとビルの3〜4階はあたりまえの世界です。
そのような波はサーファーが追い求める究極の波であって、波を見ることが出来るだけでも貴重なことです。
サイズ:アタマサイズ~ダブルオーバーヘッド
ポイントによってはサーフィンできないクローズアウトのポイントが目立ち始めるサイズです。
台風や低気圧の影響によって波が立つサイズです。
そのため十分な経験値と技術が要求されます。
サイズ:カタ~アタマ
通常、一般的なサーファーから見た大きな波と言えばアタマサイズ以上です。
力のある波や流れの入った海であればこのサイズでも波の大きさに関係なく経験値が必要になってきます。
サイズ:コシ~ハラ
サイズ:ヒザ~モモ
波の状態によってはサーフィン可能になるサイズ。まだまだ小さいけれど初心者が入るには充分な状態です。
このサイズ、すでに技術を持っているかどうか分かってしまいます。
波を見極める力がなければこのサイズでサーフィンできません。
サイズ:くるぶし~スネ
ほとんど波なし状態。サーフィンすること自体が困難で湘南など湾内のポイントで頻繁にみかける状態です。
なんとかできる程度であまり楽しめませんが、パドルして気分転換や初心者が海に慣れるためなど入ることはあります。
大きな波が来るポイント一例
勝浦リーフ
部原、マリブ、松部といった上級者向けのポイントは大きな波の日にもしっかりサーフィンできます。
台風などでほとんどのビーチブレイクがサーフィンできない状態(クローズアウト)でもサーフィン可能なことで有名です。
そのため混雑は必至で、相当な腕に覚えがなければ入れないポイントでもあります。
サン下(サンドラ)というポイントは崖の下にある小さなビーチがアクセスポイントです。
アタマ程度までのサイズであれば無理なくチャレンジ可能ですが、海底がリーフ(岩場)なので潮の干満に注意が必要です。
鴨川
日本サーフィンにおいて歴史のある地域です。
台風のうねりが入り始めると、どんどんサイズアップして刻々と変化していく海の状況が印象的です。
初級者〜上級者まで幅広いサーファーに人気のポイントです。
この海でサーフィンを覚えると生涯に渡って記憶に残ります。
南千葉
THE LEFTという有数のポイントがあります。まるでどこか海外のポイントを見ているかのような波が立ちます。
ローカルや多くのサーファーが大切にしているシークレットポイントと言えます。
本当に限られたタイミングでしかサーフィンできません。
そしてその波でサーフィンできるのも限られた上級サーファーのみです。
サンフランシスコ・オーシャンビーチ
カリフォルニアを代表する都市サンフランシスコにあるサーフポイントです。
海水は年間を通して非常に冷たく、霧が発生したり強い風が吹いて海流の流れも早いためハードです。
ゲッティングアウトがキツくてサーフィンが困難に見えても、クローズアウトしているわけではないのが特徴です。
大きく力強い波を体験できるビーチブレイクです。
中南米コスタリカ
コスタリカは波の宝庫です。
映画エンドレスサマー2でも紹介されています。
太平洋に面したビーチは波が豊富で世界レベルのポイントも多く存在します。
日本からのアクセスは遠くて馴染みがありませんが、カリフォルニアサーファーにとってはポピュラーな旅行先のようです。
スペイン・サンセバスティアン
フランスとの国境近くにある街スペインのサンセバスティアンにも素晴らしい波がたちます。
大西洋に面したスリオラビーチでサーフィンすることができます。
メリットデメリットまとめ
大きな波のメリット
- サーフィンの実力が知れる
- レベルアップのチャンス
- 乗れれば自信に繋がる
大きな波のデメリット
- 体力の消耗が激しい
- リスク(危険度)は高い
- 興奮状態になりやすい