きみと、波にのれたら【サーフィン映画】

2019夏の映画「きみと、波にのれたら」についてです。

これは近年話題になるアニーメション映画で、サーファーでなくても楽しめる理由を書いています。

きみと、波にのれたら【サーフィン映画】

この映画「きみと、波にのれたら」は主に4人の登場人物によって物語は展開していきます。

その中の主役に位置づけられているのがサーファーの女の子です。

サーフィンを題材にした映画の中で最もピュアでシンプルなサーファーの心を描いた爽やかな作品です。

サーファーであった理由

そもそもなぜサーファーなのか。
全体的な仕上がりとしてファンタジーな世界観を持っています。
映画を見終わって落ち着いて考えるとサーフィンであった理由が気になりました。

そこで映画パンフを購入して熟読してみると
監督と脚本家によるトークがあってそこで納得した部分があるので簡単に触れてみます。

監督:湯浅政明氏
脚本家:吉田玲子氏

〝主役の女の子サーファーは明るく元気なイメージですが、じつはあまり積極的ではありません。
ところが海の中でサーフィンするときは誰よりも輝いているように見えます。〟

キャラクターを作る過程とシナリオを開発する中で監督と脚本家のお二人は実際にサーファーに取材をしています。
その内容についてです。

人とは離れたところでサーフィンする人もいる。
サーファーは二通りに分かれている。
→ みんなで楽しくやるサーファー
→ 1人でストイックにやるサーファー

主役である女の子サーファーは後者の1人でストイックにやるサーファーです。

現実世界と海の世界とのギャップ。

その狭間で揺れ動く心理を描くには一匹狼のようなサーファーがしっくりきます。

サーフィンを題材にした場合の多くは作品としての完成度に疑問を持たれることが多いのは事実です。

その点この作品のもつ世界観の背景としては筋が通っていると言えます。

だからこそ見終わったときの余韻が自然で、なんとも言えないような心地良さが残ったと言えます。

ロケーションがリアル

映画に出てくるシーンの数々は実際にある場所がほとんどです。

主に千葉の海沿いや湘南の茅ヶ崎方面です。

その中でもサーフポイントとしてご紹介しておきたいスポットをまとめました。

志田下・サーフィン聖地(オリンピック会場)

鳥居があるビーチが出てきます。ここは千葉の九十九里浜に位置する釣ヶ崎海岸と言います。

通称〝志田下(しだした)〟といいサーファーなら誰もが知る千葉の登竜門です。

サーフィン道場として有名なサーフポイントで多くの大会開催やプロ選手を輩出しています。

2020東京オリンピックの会場にこの志田下ポイントが選ばれました。

東京五輪の開催が決定した後、志田下ポイントのある一宮町は盛り上がっている様子が印象的です。

豊海・九十九里ビーチタワー

サーフポイント名は豊海(とようみ)です。

らせん階段が印象的な巻貝をモチーフにした小さな展望台です。

九十九里有料道路(波乗り道路)の不動堂IC付近にあります。

登場人物のヨウコとワサビが本音で話すシーンなどで出てきます。

豊海ポイントは九十九里浜〝志田下ポイント〟より北部に位置しますが、首都圏からのアクセスは抜群です。

東京方面のサーファーが一番はやく海に辿り着けるポイントでもあります。

豊海ポイントの波質は比較的イージーでビギナーにもチャレンジしやすいです。

ただし地形が決まりにくく流れも入ることから、他のポイントへ移動することもよくあります。

またこの辺はジェットスキーも盛んです。

映画にも登場しましたが、ジェットスキーとの事故には充分気をつけるべきです。

湘南・茅ヶ崎

映画の設定は千葉ですがストーリー全体を通して湘南や茅ヶ崎方面のイメージが漂っています。

サーフポイントとしても細かく分かれていて、いつも多くのサーファーで賑わっています。

千葉ほどコンスタントに波はありませんが

台風や発達した低気圧などの影響で素晴らしい波が立つポイントが多いのが特徴です。

また混雑するポイントも多いのでサーフィンする場合は注意が必要になります。

主人公の設定上、混雑した海でサーフィンするようなタイプのサーファーではないので、そのあたりは描かれていません。

映画を盛り上げるエッセンス

映画「きみと、波にのれたら」の中には今どきの流行りなどがたくさんあります。

そしてそれらは作品を引き立てる程度に描かれているのがお洒落です。

たとえば主題歌はストーリー展開の鍵となる要素なのですが、ダンス&ボーカルユニットである GENERATIONS from EXILE TRIBE(ジェネ

レーションズ・フロム・エグザイル・トライブ)が歌っています。

ボーカルの1人である片寄涼太氏は声優として本作の抜擢されています。

主題歌をはじめ主役4人の声優には日本を代表する若手俳優が担当している点は見どころのひとつと言えます。

映画の舞台は実在する有数のサーフポイントでした。

登場人物のファッション性やコーヒーを淹れるシーンなどにもこだわりが感じられます。

サーフィンが好きでこの映画を観た人ががっかりすることはないです。

ジェネレーションズが好きで観た人がその他の要素に興味を抱いたときの配慮も感じられます。

この映画「きみと、波にのれたら」はファンタジーでありながら、それぞれの要素の本質を描いています。

純粋に楽しめる映画でした。

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