サーフィン中に足がつった時の対処法についてです。
目次
サーフィンでこむら返り【足がつった時の対処法】
プールであればすぐに対処できますが、海で沖合にいるときは焦ります。
足がつる原因と対策をまとめます。
足がつったら板の上でストレッチ
サーフィン中の応急処置といっても出来ることは限られます。
サーフボード上でパドルする姿勢のまま、つった足を伸ばすくらいしかありません。
腹這いになった格好のまま、アキレス腱を伸ばすイメージです。
つった方の足をもう片方の足を使ってとにかくストレッチします。
足の指がつった場合も同様です。
足のつり(こむら返り)は一過性のものなので慌てずに痛みが落ち着いてから、パドルで岸に引き上げれば良いです。
足がつる原因
足がつることを「こむら返り」といいます。
脱水・血流不足により引き起こされることが要因とされます。
運動中や就寝中に起こりやすいです。
汗をかくことによって脱水になり、脱水状態では血液中のミネラル(電解質)のバランスを崩してしまい、こむら返りが起こりやすい状態になってしまいます。
ビタミン、ミネラルの不足が電解質のバランスを崩すことが要因とされています。
また、寒い冬の朝や寝ているときは筋肉が凝り固まっているために血行不良になりやすく、栄養素が行き届かないことが引き金となることがあります。
日常生活においても足がつる経験をすることはあります。
- 脱水症状(ミネラルイオンの不足)
- 身体の冷え
- 筋肉の疲労
①脱水症状
電解質とは血液中のミネラルイオンのことです。
電解質にはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが含まれます。
身体の機能を調節しており体温調整や筋肉の収縮のはたらきをしています。
それが汗をかくと水分と同時に電解質も体外へ排出されてしまうことで足がつる=こむら返りを引き起こす要因とされています。
また、水での水分補給はミネラルイオンが補給されないため、結果的に脱水症状に結びついてしまう懸念があります。
失われたミネラルイオン補給を目的としたスポーツドリンクで水分補給することが望ましいといえます。
サーフィンは他のスポーツ同様に水分補給は大切です。
海で沖合にいる場合の水分補給は困難なので、入水前や休憩を取るなど気をつけるべきです。
とくに夏場や早朝などは意識的に水分補給を心掛けた方が良いです。
②身体の冷え
とくにふくらはぎの冷えは体全体に影響を及ぼすとされています。
筋肉が凝り固まって緊張状態になり、血行不良を引き起こして、十分な栄養素が行き届かない状態であることが要因となります。
サーフィンで波に乗る回数が多かったりパドリングをする時間が長いと、思ったより冷えていることがあります。
これに気付かないまま、波がやってきて急に身体を動かすことで足がつるケースもあります。
一般的に寒い冬の朝に足がつる原因の多くは冷えによるものと言われています。
ふくらはぎの冷えが筋肉を凝り固まらせて血行不良を引き起こすことが足のつることを原因と考えると、波の状態や海水温に合わせたウェットスーツ選びも重要になってきます。
③筋肉への急激な負荷と疲労
筋肉疲労も血行不良を引き起こして足がつる要因となります。
波が押し上げる力に対して足に力を入れてサーフボードを踏み込むため、筋肉には非常に強い刺激が加わります。
とくに、パワフルな波や大きな波でサーフィンする上級者はターンや激しい技を決めたときなど筋肉にかかる負荷は相当なものです。
筋力と波の力によって予期しない負荷が急激にかかることによって足がつるリスクが高まると言えます。
筋肉疲労は自分では気付かないことがあります。
同じ運動量でも身体にかかる負荷に耐えられず発症することも考えられます。
体調管理と自己管理は大切で、無理はせず過信は禁物といえます。
準備運動は入念にする
海に入る前に大切な準備運動。
身体の状態を確認しつつ波を確認しつつ行います。
いったん足がつるとクセになって引き起こしやすいので、海に入る前に入念にストレッチして予防を徹底した方が良いです。
ライフスタイルで改善
日頃から身体を良い状態に保っておくことがサーフィンを楽しむ秘訣です。
寝る前にストレッチをしたりトレーニングを習慣化すると良いですね。
対処法と予防策まとめ
サーフィン前のストレッチや準備運動
海水温に合わせたウェットスーツ選び
スポーツドリンンクで水分補給
スポーツドリンクの効果
市販スポーツドリンクはナトリウム量と糖分を含み、失われたミネラルイオン補給を目的としてバランスの良い調整がされているために水分補給に効果的とされています。
ポカリスエット
容量:100ml
栄養素量
エネルギー:25kcal
タンパク質:0g
脂質:0g
炭水化物:6.2g
食塩相当量:0.12g
ナトリウム:49mg
カリウム:20mg
カルシウム:2mg
マグネシウム;0.6mg
上記栄養素は点滴に使用される生理食塩水と同等成分。
脱水時の栄養補給と水分補給に役立つ。
汗・脱水症状:パドリングとサーフィン
身体と筋肉の疲労:パドリングとサーフィン
身体の冷え:波を待つ時間や冷たい海水温のとき